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設計技術シリーズ

電磁障害/EMI対策設計法安全・安心な製品設計マニュアル

監修: 坂本幸夫氏
定価: 3,080円(本体2,800円+税)
判型: A5
ページ数: 194 ページ
ISBN: 978-4-904774-30-4
発売日: 2015/3/23
※本書籍は三松(株)が以前発行した同タイトルと同内容です。
管理No: 29

【著者紹介】

坂本 幸夫(さかもと ゆきお)
1959年大阪府立大学・工業短期大学部電気科卒、60年立命館大学・理工学部電気工学科編入学、63年立命館大学・理工学部電気工学科卒。
1959年(株)村田製作所入社。
(株)福井村田製作所武生第二工場・工場長、(株)福井村田製作所武生第一工場・工場長、(株)穴水電子製作所工場長、金津電子工業(株)工場長、(株)村田製作所EMI事業部技術部長兼事業部長、アスワ電子工業・取締役、(株)福井村田製作所・取締役、(株)穴水電子製作所・取締役、(株)村田製作所デバイス事業部・調査役など、EMI対策部品の開発、生産、商品経営などの職務を歴任。

【目次】

第1編 総論

  1. 1. 電磁障害(EMI)発生の要素と防止技術とその対策部品
  2. 2. ノイズ対策部品で行うEMI対策の諸手法
    1. 2.1 伝導路で行う対策
    2. 2.2 発生源でノイズの発生をおさえる対策

  3. コラム 対策部品で行うEMC対策のコスト低減
    1. ◆ノイズ対策部品の種類が多い理由
    2. ◆対策部品によるEMI対策のコストダウンは必要・最低限の対策部品を選ぶこと
    3. ◆デジタル機器のノイズ対策
    4. ◆信号I/O 不平衡伝送ラインのノイズ対策部品の選択
    5. ◆プリント配線回路基板のノイズ対策部品の選択

第2編 対策部品の効果の表し方

  1. 1. ノイズの対策効果
  2. 2. ノイズの対策効果の表し方 あれこれ
  3. 3. 挿入損失
  4. 4. 挿入損失と減衰量
  5. 5. デシベルと電圧比(挿入損失の物理的意味)
  6. 6. インダクタのインピーダンスと挿入損失
  7. 7. コンデンサのインピーダンスと挿入損失
  8. 8. ノイズ対策部品の効果測定値を活用する時の注意点
    1. 8.1 部品の持つ特性を引き出すための配慮への対応
    2. 8.2 標準化への対応

  9. コラム(1) ノイズ対策部品のインビーダンス測定
    1. 1. ノイズ対策部品の効果とインビーダンス測定
    2. 2. 使用条件によって変わるインビーダンス特性評価
    3. 3. 測定治具と誤差補正
    4. 4. さいごに

第3編 ノイズ対策の手法と対策部品(1)
 ローパス型EMIフィルタによるノイズ対策

  1. 1. ノイズ対策に使われるフィルタ
  2. 2. 有用な周波数成分と無用な周波数成分
  3. 3. EMIフィルタの構成(素子数)と特性
  4. 4. 外部回路のインピーダンスとローパス型EMIフィルタの特性
  5. 5. 定数と特性(容量値やインダクタンス値とフィルタの特性)
  6. 6. ローパス型EMIフィルタの選択方法

  7. コラム(2) ロングランを続けるローパス型EMIフィルタ“BNX”
    1. 1. 万能のフィルタをつくったら億万長者になれる
    2. 2. 設計
    3. 3. 信頼性
    4. 4. よいローパス型EMIフィルタはよいインパルス性ノイズの対策部品になる
    5. 5. まとめ

第4編 ノイズ対策の手法と対策部品(2)
 ローパス型EMIフィルタのコンデンサ

  1. 1. コンデンサで行うノイズ対策
  2. 2. ノイズ対策に使われるコンデンサの性能と選択
  3. 3. コンデンサの静電容量で決まる低減
  4. 4. コンデンサのESL(残留インダクタンス)で決まる高域
  5. 5. コンデンサのESR(直列等価抵抗)で決まる共振点付近
  6. 6. コンデンサの並列接続使用の落とし穴

  7. コラム(3) 3端子コンデンサの歴史
    1. 1. 3端子コンデンサの原型
    2. 2. 3端子コンデンサの誕生
    3. 3. 普及
    4. 4. チップ化

第5編 ノイズ対策の手法と対策部品(3)
 ローパス型EMIフィルタのインダクタ

  1. 1. インダクタで行うノイズ対策
  2. 2. ノイズ対策に使われるインダクタの性能と選択
  3. 3. インダクタの浮遊容量と高周波帯域のノイズ除去性能
  4. 4. GHz帯対応のインダクタ
  5. 5. インダクタの自己共振点と高域のフィルタ特性
  6. 6. インダクタの損失とノイズ対策
  7. 7. インダクタ活用の留意点

  8. コラム(4) チップフェライトビーズの進化
    1. 1. ビーズインダクタ
    2. 2. チップ化
    3. 3. 進化
    4. 4. 100MHz-6GHz帯対応のチップフェライトビーズ

第6編 ノイズ対策の手法と対策部品(4)
 コモンモードノイズの対策

  1. 1. コモンモードノイズとは何か
  2. 2. コモンモードノイズ発生のメカニズム
    1. 2.1 モードの変換によるコモンモードノイズ発生のメカニズム
    2. 2.2 差動伝送ラインにおけるコモンモードノイズの発生メカニズム
    3. 2.3 スイッチング電源装置におけるコモンモードノイズ発生のメカニズム
    4. 2.4 電波によるコモンモードノイズの発生メカニズム
  3. 3.コモンモードノイズをなぜ対策しなくてはならないのか
  4. 4.対策部品で行うコモンモードノイズの対策
    1. 4.1 コモンモードチョークによる対策
    2. 4.2 フェライト・リング・コアによる対策
    3. 4.3 バイパス・コンデンサによる対策
    4. 4.4 チョーク・コイルによる対策
    5. 4.5 絶縁トランスによる対策
    6. 4.6 フォト・カプラによる対策

  5. コラム(5) フォト・エッチング微細加工工法で作られる小型チップ・コモンモードチョークコイル“DLP”
    1. 1. コモンモードチョークコイルの小型化、複合化を実現するフォト・エッチング微細加工工法
    2. 2. 高速差動インターフェイスにむけて
    3. 3. 高性能をコンパクトに
    4. 4. 波形品質の確保
    5. 5. まとめ

第7編 ノイズ対策の手法と対策部品(3)
 インパルス性ノイズの対策

  1. 1. インパルス性ノイズとは何か
  2. 2. インパルス性ノイズの2つの障害
  3. 3. インパルス性ノイズの種類と対策部品
  4. 4. バリスタによるインパルス電圧を抑制する原理と制限電圧を下げる方策
  5. 5. バリスタの残留インダクタンスの影響
  6. 6. ノイズ対策部品自体の破壊と2次障害に対する配慮

  7. コラム(5) 抵抗付き3端子バリスタによる静電気放電からのICの保護
    1. 1. ICにおける静電気の脅威
    2. 2. 3端子バリスタ
    3. 3. 抵抗付き3端子バリスタ
    4. 4. あとがき

第8編 ノイズ対策の手法と対策部品(6)
 コンデンサで行う電源ラインのノイズ対策

  1. 1. DC電源ラインで作られるノイズ
  2. 2. デカップリングコンデンサの考え方
  3. 3. デカップリングコンデンサの容量の決め方
  4. 4. デカップリングコンデンサ静電容量設計の手順制限電圧を下げる方策
  5. 5. 電源ラインのインダクタンスのデカップリングコンデンサの共振
  6. 6. 高速のデジタル回路へ電源を供給する電源ラインのノイズ
  7. 7. 高速のデジタル回路に電源を供給する電源ラインのデカップリングコンデンサ

  8. コラム(7) 3端子電源ラインデカップリングコンデンサ実装の留意点

第9編 ノイズ対策の手法と対策部品(7)
 共振防止対策部品によるノイズ対策

  1. 1. 「共振防止対策部品によるノイズ対策」とは何か
  2. 2. 共振のメカニズム
  3. 3. ダンピング部品で共振を抑えるノイズ対策
  4. 4. インピーダンスの整合で共振を抑えるノイズ対策
  5. 5. 共振防止部品によるノイズ対策の特徴と効果

  6. コラム(8) RC複合タイプ 波形歪抑制機能付き3端子コンデンサ

第10編 ノイズ対策の手法と対策部品(8)
 対策部品で行う平衡伝送路のノイズ対策

  1. 1. 平衡伝送とは
  2. 2. 平衡伝送ラインでノイズが作られる
  3. 3. 信号の位相ズレとノイズ
  4. 4. 線路のインピーダンスバランスと放射
  5. 5. 平衡伝送路のノイズの発生を抑える方法
    1. 5.1 コモンモード成分を抑制する方法
    2. 5.2 コモンモード成分をノーマル成分に変換する方法
  6. 6. 差動信号伝送ラインではノーマルモードとコモンモード両モードのターミネートが必要

  7. コラム(9) USB2.0に対応したコモンモードチョークコイルの使用と注意点

※本書籍は三松(株)が以前発行した同タイトルと同内容です。

【参考文献】

  • 坂本幸夫“現場のノイズ対策入門”日刊工業新聞社
  • 坂本幸夫、本田幸雄“環境電磁ハンドブック(4.1.2 コンデンサ)”朝倉書店
  • 坂本幸夫“デジタルノイズ対策入門講座(4)”電子技術 2002年4月号、日刊工業新聞社
  • 坂本幸夫“デジタルノイズ対策入門講座(13)”電子技術 2002年3月号、日刊工業新聞社
  • 坂本幸夫“デジタルノイズ対策入門講座(14)”電子技術 2003年5月号、日刊工業新聞社
  • 坂本幸夫“デジタルノイズ対策入門講座(15)”電子技術 2003年6月号、日刊工業新聞社
  • 坂本幸夫“デジタルノイズ対策入門講座(16)”電子技術 2003年7月号、日刊工業新聞社
  • 坂本幸夫“デジタルノイズ対策入門講座(17)”電子技術 2003年8月号、日刊工業新聞社
  • 確井有三“ギガビット回路のシングルインテングリティ”、EMCノイズ対策技術シンポジウムテキスト、日本能率協会

【口コミ】

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