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ハンドブックシリーズ

新リスク学ハンドブック-現代産業技術のリスクアセスメントと安全・安心の確保-直販のみ

監修: 工学博士 吉川榮和氏(京都大学名誉教授・中国爾浜工程大学学術大師)
定価: 24,200円(本体22,000円+税)
判型: A5
ページ数: 530 ページ
ISBN: 978-4903242-32-3
発売日: 2009/7/1

【目次】

第I部 現代産業システムの新リスク学序説
  -技術安全システムの設計思想とその現実および人的リスクとその対策

第1章 新リスク学-社会の安心を希求する技術安全システムも実践

  1. 1.1 はじめに
  2. 1.2 技術安全システムの体系
  3. 1.3 安全とリスク、リスク概念に基づく技術安全システムの実践
  4. 1.4 「学習する組織」によるリスクマネージメント
  5. 1.5 「社会の安心を希求する技術安全システム」の具体的イメージ
  6. 1.6 おわりに

第2章 現代の産業技術システムの安全設計思想

  1. 2.1 はじめに
  2. 2.2 安全確保の原理
  3. 2.3 機器設備の安全設計の考え方
  4. 2.4 原子力発電所の安全設計を考える
  5. 2.5 まとめ

第3章 複雑大規模な現代産業システムの陥穽-その人的要因の考察

  1. 3.1 はじめに
  2. 3.2 大規模・複雑システムにおける人間と機械の関わり
  3. 3.3 システムの自動化とリスク低減

第4章 人のメンタル機能とパフォーマンスの基礎知識

  1. 4.1 はじめに
  2. 4.2 人のメンタル機能とパフォーマンス

第5章 ヒューマンエラーの分析法

  1. 5.1 はじめに
  2. 5.2 ヒューマンエラー:過誤と違反
  3. 5.3 過誤分析
  4. 5.4 違反分析
  5. 5.5 まとめ

第6章 ヒューマンエラーと人的リスクの防止対策

  1. 6.1 はじめに
  2. 6.2 システム安全対策の分類
  3. 6.3 組織事故の防止対策
  4. 6.4 結びに

第II部 現代産業技術のリスクアセスメントと応用
第1章 リスクとリスクアセスメントの基本的な考え方

  1. 1.1 リスクとは
  2. 1.2 リスクと安全性
  3. 1.3 リスクアセスメントとは
  4. 1.4 事故調査とリスクアセスメントの違い
  5. 1.5 リスクアセスメントと学習する組織
  6. 1.6 まとめ

第2章 リスク分析と体系的なリスクの低減法

  1. 2.1 はじめに
  2. 2.2 リスク分析の手法
  3. 2.3 体系的なリスク低減プロセス
  4. 2.4 まとめ

第3章 確率論的リスク評価法-概論

  1. 3.1 はじめに
  2. 3.2 確率論的リスク評価法(PRA)とは
  3. 3.3 リスクアセスメントにおけるETAとFTAの位置づけ
  4. 3.4 フォールトツリー分析(FTA)
  5. 3.5 イベントツリー分析(ETA)
  6. 3.6 設備と人の信頼性を合わせて評価するPRA
  7. 3.7 リスク曲線
  8. 3.8 まとめ

第4章 確率論的リスク評価法-各論

  1. 4.1 確率論的リスク評価法の確率・統計論との関連性
  2. 4.2 機器の故障率とその確率表現
  3. 4.3 FT解析の理論と計算法
  4. 4.4 FTの各種のカットセット重要度とそれぞれの意味
  5. 4.5 実際の工学システムに対するFTの構築と計算法
  6. 4.6 イベントツリー解析
  7. 4.7 PRAの総合的評価手順
  8. 4.8 不確実さの解析-頂上事象発生の統計的揺らぎ
  9. 4.9 機械システムの故障を考える
  10. 4.10 リス評価における共通原因故障の取り扱い方

第5章 人間行動の失敗リスクを予測するタスク分析

  1. 5.1 はじめに
  2. 5.2 タスク分析の前提事項
  3. 5.3 タスク分析法の全体展望
  4. 5.4 オペレータ・アクション・ツリー分析(OAET)
  5. 5.5 階層的タスク分析(HTA)
  6. 5.6 目標-手段記述による
  7. 5.7 運転手順書へのタスク分析の適用事例について
  8. 5.8 まとめ

第6章 人間信頼性解析

  1. 6.1 人間信頼性解析とは
  2. 6.2 HRAの歴史
  3. 6.3 第1世代HRAと第2世代HRAの違い
  4. 6.4 第1世代HRA
  5. 6.5 第2世代HRA
  6. 6.6 HRAモデルの国際比較研究
  7. 6.7 まとめ

第7章 原子力発電所PSAとその活用

  1. 7.1 原子力PSAの俯瞰
  2. 7.2 原子力発電所PSAの嚆矢-WASH-1400の全体的俯瞰
  3. 7.3 原子力におけるPRA利用の拡大
  4. 7.4 PRAによるリスク情報活用の基盤つくりへ
  5. 7.5 原子力発電所のPSAに基づくリスク情報活用の現状
  6. 7.6 まとめ

第8章 原子力発電所の保全最適化とリスクアセスメント

  1. 8.1 保全の目的と保全活動の種類
  2. 8.2 保全最適化の動機とその要点
  3. 8.3 原子力発電所の保全最適化の目標と全体プロセス
  4. 8.4 保全最適化の技術
  5. 8.5 結び

第III部 社会システムと産業技術リスク
第1章 社会システムとリスク

  1. 1.1 はじめに
  2. 1.2 リスク社会とはなにか
  3. 1.3 社会システム理論からみたリスク
  4. 1.4 情報ネットワーク社会のリスクとチャンス

第2章 リスクの組織論

  1. 2.1 組織のリスク
  2. 2.2 不祥事・不正
  3. 2.3 事故・トラブル

第3章 技術倫理とリスク

  1. 3.1 複雑化する社会生活とリスク
  2. 3.2 現代社会の倫理課題
  3. 3.3 まとめ

第4章 科学技術とリスク

  1. 4.1 はじめに
  2. 4.2 積極的自由と科学技術リスクへの対処
  3. 4.3 地方自治と結社-トクヴィルの思考の現代風アレンジ
  4. 4.4 結社を審議会に参加させる提言
  5. 4.5 議会付きの科学技術評価機関
  6. 4.6 結社によるレポート作成
  7. 4.7 おわりに

第5章 リスク認知とマスメディア

  1. 5.1 リスク認知へのアプローチ
  2. 5.2 確率の認知について
  3. 5.3 結果の程度の認知について
  4. 5.4 一般人にとって“リスクが高い”とは
  5. 5.5 リスク認知と信頼
  6. 5.6 マスメディアの影響
  7. 5.7 メディアの報道姿勢とリスク認知特性の対応

第6章 ICTとリスク・マネジメント

  1. 6.1 はじめに
  2. 6.2 食品トレーサビリティ
  3. 6.3 ICT応用による運輸・交通のリスクマネジメント
  4. 6.4 情報通信システムのリスクマネジメント
  5. 6.5 まとめ

第7章 情報セキュリティ

  1. 7.1 はじめに
  2. 7.2 情報セキュリティとリスク
  3. 7.3 情報セキュリティを脅かす脅威
  4. 7.4 情報セキュリティを確保するための対策
  5. 7.5 まとめ

第8章 法・規制とリスク

  1. 8.1 はじめに
  2. 8.2 予防原則
  3. 8.3 法規制の現状と課題
  4. 8.4 コンプライアンス
  5. 8.5 安全規制の国内外の動向
  6. 8.6 まとめ

第9章 生活者から見たリスク

  1. 9.1 誰にとってのリスクか?
  2. 9.2 安全と安心、そしてリスク
  3. 9.3 生活者にとってのリスク、専門家にとってのリスク
  4. 9.4 生活者とリスクの実態(社会調査のデータから)
  5. 9.5 日本人にとってのリスク
  6. 9.6 結び

第10章 リスク・データの解析

  1. 10.1 溢れるリスク情報
  2. 10.2 テキストマイニングとは
  3. 10.3 テキストマイニングによるリスク・データ解析の実際
  4. 10.4 まとめ

【参考文献】

【口コミ】

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