
2020年の東京オリンピックに向けて、様々なテロ対策技術についての研究が進んでいる。大阪大学の永妻教授等はテラヘルツ波を活用した3次元透視技術を研究、5年以内の実用化を目指す。
最近では、空港ボディスキャナーでもミリ波やテラヘルツ波等の活用検討が始まっている。周波数が高いため、MHzやGHz帯の利用と比べ通常のEMC、ノイズ問題は起こり難いと考えられるが、「テラヘルツ波やミリ波などの周波数帯の電磁波については、利用機器の実用例が少なく、同周波数を利用する機器を近接して使用した場合の干渉実態や人体影響など、今後の検討が必要な領域だと考えられる」という研究者の声もある。利用者の安全・安心のために、今後の更なる研究が期待される。