フォーラム・展示会

ソリューションフォーラム2021 - エンジニアが即現場で活かせる技術情報を。-

「ソリューションフォーラム2021」は閉幕いたしました。
ご参加いただき誠にありがとうございました。
フォーラムテキスト販売中!

開催概要

会期 2021年11月24日(水)~30日(火) 終了しました
場所 ライブ配信によるオンライン開催
分野 EMC/熱/モータ/その他
備考

◎総合セッション

閲覧可能期間 2021年11月24日~11月30日 終了しました
総合司会 正田英介氏(次世代EMC研究会 会長・鉄道総合研究所 前会長・東京大学 名誉教授)
テーマ 交通機関の自動運転とEMC
受講料 無料
※ 受講料無料の方とは、本フォーラムの技術セッション受講者及び招待者、月刊EMC購読者です。
 受講者外の方はテキストデータ料3,000円が必要ですのでご理解ください。

◎技術セッション

開催期間 2021年11月24日~11月30日 終了しました
運営委員長 徳田正満氏(東京都市大学)
副委員長 大崎博之氏(東京大学)
テーマ 開発・設計技術と規格規制解説情報
受講料
  • 優待受講料
    1講座の受講料38,000円/名
    2講座目より受講料 20,000円/名
  • 一般受講料
    1講座の受講料 54,000円/名
    2講座目より受講料 20,000円/名
※ 優待受講料とは、「月刊EMC読者」「昨年の受講者」「講師のご紹介者」が対象となります。
  技術セッションを受講した方は「総合セッションの受講料(テキスト代)」が無料になります。

フォーラム一覧

詳細とお申込みは各セッションをクリックしてください。

11月24日~
11月30日
EMC環境フォーラム 総合セッション 総合セッション
11月24日(水) EMC環境フォーラム 技術セッション
11月25日(木) 熱設計技術フォーラム
11月26日(金) EMC環境フォーラム 技術セッション
11月29日(月) EMC環境フォーラム 技術セッション
モータ設計技術フォーラム
11月30日(火) EMC環境フォーラム 技術セッション
モータ設計技術フォーラム
「ソリューションフォーラム」テキストのご案内

11月24日(水)

  • プログラムは変更になる場合があります。
  • 優待受講料は月刊EMC読者、講師のご紹介者及び前回フォーラムを受講された方が対象となります。
  • 参加ご希望セッションのチェックボックスにチェックを入れて「お申込みフォーム」ボタンを押してください。
第27回 EMC環境フォーラム 総合セッション(定員300名)
場所:オンライン開催(録画)
閲覧可能期間:2021年11月24日~11月30日
※期間内はいつでも視聴可能です。

交通機関の自動運転とEMC

総合司会 正田 英介 氏(次世代EMC研究会 会長・鉄道総合研究所 前会長・東京大学 名誉教授)

概要:高度の情報ネットワーク技術の発展を背景に、より便利で利用しやすい交通機関の実現を目指して、自動車・鉄道・船舶・航空機などすべての輸送モードでの自動運転の開発が進み、実用化や実証実験が行われている。その中では交通媒体にGPSやLiDARなどの位置センサーや高度の情報通信設備などが組み込まれ、外部の管制センターや他の交通媒体との間で高速の情報の交換がされるなど、従来の交通機関とは全く異なる電磁環境の下での運用がされる。システム全体として整合の取れた安全な運転を実現するにはEMCは重要な要求事項となる。スマートシティのような形で異種の交通機関を統合して運用する場合にはさらに問題は複雑になる。
このセッションでは、すでに実用段階にある鉄道の自動運転におけるEMCへの対応の状況、開発中の自動車の自動運転におけるEMCへの取り組み、さらにその未来の統合的な利用の姿について三人の講師の方からお話を頂き、将来の自動運転化された交通システムにおけるEMCについて広く理解して頂こうと考えている。
本年もCOVID-19の影響で本セッションはWebでの講演会形式で開催される。

総合セッション
受講料:テキスト代 3,000円/人(技術セッション受講者、招待者、月刊EMC購読者は無料)
お申込み
【第一講演】
鉄道の自動運転とEMC
東京大学 古関 隆章 教授
概要:日本における鉄道の自動運転(ATO: Automatic Train Operation)は、高架軌道を走行路とするゴムタイヤ式の「新交通システム」と呼ばれる多くの都市交通で1980年代かドライバレス運行(DTO: Driverless Train Operaton)あるいは職員が添乗しない自動運転(UTO: Unattended Train Operation )の基盤技術となっている。一般の鉄道でもワンマン運転(STO: Semi-automatic Train Operation)の基本技術として広く普及し実用化している。この数年、自動車における自動運転の積極的な技術開発に強い影響を受け、比較的長編成で高速走行をする都市鉄道でのDTO/UTOを目指した技術開発や技術基準に関する議論が、日本でもようやく本格化している。本稿では電磁両立性(EMC)を含む関連技術開発の経緯を概観し、CBTC(無線列車制御)や自動車の自動運転技術との関係にふれ、今後の技術の方向性を論ずる。
【第ニ講演】
自動車自動運転のEMC規格
トヨタ自動車(株) 野島 昭彦 氏
概要:自動車はCASE(Connected Autonomous Shared & Service Electric)の時代を迎え、自動車は、従来の個人的な乗り物から、電動化、自動化による高い環境性能、安全性と快適性、利便性の両立しつつ、高度なITにより、あらたなモビリティに進化し、コロナ後のNew Normalを支える社会的なインフラ(基盤)サービスになります。CASEを構成する自動車とそのネットワークに対し、EMCの観点からみた技術的な課題と関連規格、基準の動向について言及します。
【第三講演】
自動運転技術の現在とその進化が実現する未来
(株)本田技術研究所 安井 裕司 氏
概要:自動車業界は100年に一度と言われる大変革期を迎えている.自動車の自動化技術は急速に進化し,2021年,世界初となる自動運転車が実用化された.今後,自動車を支える自動化技術は,周囲の交通参加者の意図や行動を理解し,人間のように自ら働きかけをするなど,より高度な知能を獲得しながら進化し,市街地や渋滞時など複雑な走行環境においても,事故を低減しながら人々の自由な移動を支えていく.本講演では,自動運転技術の現在とその進化が実現する未来について紹介する.
※お申し込みは技術セッション受講者が優先され、一般申込者は抽選となります。
※受講料無料の方とは、本フォーラムの技術セッション受講者、招待者、月刊EMC購読者です。
 受講者外の方はテキストデータ料3,000円が必要ですのでご理解ください。
第27回 EMC環境フォーラム 技術セッション
場所:オンライン開催(リアルタイム)
開催日:2021年11月24日(水)
技術セッション1
時間:9:30~15:20 一般受講料:54,000円優待受講料:38,000円
お申込み
ドローンのEMCと電波技術
チェアパーソン:鈴木 真二 氏(東京大学 名誉教授)
概要:小型無人航空機(ドローン)は、今年度の航空法の改正により有人地帯目視外飛行(レベル4)の実現が目前に迫り、機体開発、ドローンサービスがさらに加速化されることが期待されます。ドローンの重要な技術課題である、EMCおよび電波に関して、最先端の動向を各分野の第一人者の方々により講演をいただきます。
【第一講演】
カテゴリー3に向けたUAS開発のためのセーフティ・セキュリティ共工学
矢口 勇一 氏(会津大学 准教授)
概要:
目次:
受講者レベル:
【第ニ講演】
ドローン用通信の干渉回避のための都市部における電波環境可視化
北沢 祥一 氏(室蘭工業大学 教授)
概要:小型無人航空機(ドローン)の飛行には無線通信が必要不可欠ですが、有人地帯、特に都市部での飛行の際には地上の無線通信システムとの電波干渉が懸念されており、ドローンの飛行エリアでの電波環境の把握が重要となります。室蘭工業大学は、総務省の「無人航空機の目視外飛行における周波数の有効利用技術の研究開発」を受託し、都市部等でのドローンの飛行高度における電波環境に関する研究を実施しています。本講演では、この研究で取り組んでいる電波環境の可視化について解説します。
目次:1.背景・研究の概要
   2.ドローンが使用する周波数帯と無線通信
   3.電波環境の測定およびシミュレーション
   4.都市部等の上空における電波環境可視化
受講者レベル:
【第三講演】
モバイル通信を活用したスマートドローンが叶える世界
津金 大輔 氏(KDDI(株))
概要:昨年12月に上空での電波利用における法制度が改正され、レベル4飛行の社会実装に向けて産業用ドローンを中心にモバイル通信の活用が期待されている。当社は、4G/5Gを搭載したドローンをスマートドローンと位置づけ、2016年より各種の実証及び、サービス提供を進めてきた。本講演ではドローンにおけるモバイル通信の活用の動向と共に、普及に向けた重要な課題となるモバイル通信性能評価の取り組みについて紹介する。
目次:1.KDDIスマートドローン概要
   2.スマートドローン適用事例
   3.5G×スマートドローンによるユースケース
   4.ドローンにおけるモバイル通信性能評価の取り組み
受講者レベル:
【第四講演】
レベル4時代の安全な目視外運航のための電波技術
三浦 龍 氏((国研)情報通信研究機構 [NICT])
概要:物流・空撮・点検・災害対応などの分野において、山間部や離島、さらには都市上空を目視外でたくさんのドローンが飛び交う時代がすぐそこまで来ている。しかし、その安全を確保するためにはドローン自体の信頼性の向上や運航管理システムの整備とともに、電波技術・無線通信技術が重要な役割を果たす。本講演では、NICTで取り組んできた見通し外通信技術や機体間通信技術について紹介するとともに、来る6G時代での実現が期待される超カバレッジ技術の1つとして研究開発が始まっているHAPS(高高度プラットフォーム)を中継したドローンとの広域通信手段確保についての取組みにも触れる。
目次:1.はじめに:ドローンの運用に不可欠な無線通信の課題
   2.総務省による電波政策の動向
   3.NICTにおける研究開発の取組み事例
    (1)電波の届かないところでドローンを操る見通し外通信技術
    (2)飛ぶモノどうし、お互いの位置を知り安全を確保する機体間通信技術
    (3)上空高いところから広くカバーするHAPS中継技術
   4.おわりに
受講者レベル:
【第五講演】
ドローン空域における無線・磁気の実測とEMC試験への取り組み
幸 嘉平太 氏(大分産業科学技術センター)
概要:無人機であるドローンは、無線通信によるテレコントロール・テレメトリーが極めて重要です。これらの通信が途絶すると、ロストや墜落のリスクが高まります。また、磁気コンパスによる磁北の維持も、安定したフライトには必須です。しかし、リンク切れやコンパスエラーの発生は珍しくありません。本セッションでは、ドローン特有の低空域における電波の分布と地磁気の擾乱、それらに対応する各種イミュニティ試験の取り組みについて解説します。
目次:(1)ドローンと無線通信
   (2)ドローンと磁気コンパス
   (3)低空域での電波分布と地磁気の乱れ
   (4)ドローンに適したEMC試験、特にイミュニティ試験について
受講者レベル:ドローンの無線通信および磁気コンパスの技術的信頼性にご興味のある方
技術セッション2
時間:9:30~16:00 一般受講料:54,000円優待受講料:38,000円
お申込み
EMC設計・測定試験詳細解説で電磁環境工学からのステップアップ
チェアパーソン:徳田 正満 氏(東京都市大学 名誉教授)
概要:電子情報通信学会のレクチャーシリーズとして「電磁環境工学」の執筆を依頼されて原案を作成したところ、レクチャーシリーズとしてはページ数が倍以上あったため、内容を抜粋するように要請された。その際、「電磁環境工学」の原案は別の出版物として発行した方がベターであるとのご提案を頂いたため、原案をさらに充実させて科学情報出版から「EMC設計・測定試験ハンドブック」として出版することになった。本セッションでは、「EMC設計・測定試験ハンドブック」の基本的なトピックスを紹介している。月刊「電磁環境工学」の読者が、EMC技術をさらにステップアップしたいと思っているエンジニアにとって、最良・有益な機会になると確信する。また、本セッションでは「EMC設計・測定試験ハンドブック」をテキストとして使用するため、本セッションを受講しますとステップアップへの座右の書となるでしょう。
【第一講演】
EMC関連標準化組織の設立経緯と役割分担
徳田 正満 氏(東京都市大学 名誉教授)
概要:電気電子機器の国際標準化機関としてIEC(国際電気標準会議)があり、EMC関連の主要な水平委員会として、CISPRとTC77が存在し、それらとともにEMC規格を作成しているTC間を調整する組織としてACECがある。本講演では、CISPR、TC77、ACECの設立経緯と役割分担を解説するとともに、自動車と通信設備のEMC規格・規制組織も紹介する。
目次:1.EMC規格作成組織の概要
   2.CISPR(国際無線障害特別委員会)
   3.TC77(第77専門委員会:EMC規格の作成)
   4.ACEC(電磁両立性諮問委員会)
   5.自動車関連のEMC規格・既成組織
   6.ITU-T/SG5(通信設備の電磁防護)
   7.EMC国際規格の種類
   8.CISPRとTC77の役割分担
受講者レベル:EMC測定・試験の初心者・経験者およびEMC規格の開発者
【第ニ講演】
CISPRの妨害波測定用受信機の構成と特性
松本 泰 氏((国研)情報通信研究機構 [NICT])
概要:電磁妨害波測定に用いられる受信機は国際規格CISPR16-1-1にその仕様が定められている。妨害波測定用受信機の基本的構成はスペクトラムアナライザに似ているが、様々な波形を持つ電磁妨害波に対して再現性の良い指示値を与えるように、受信機の分解能帯域幅やフィルタ特性、無変調波やパルスに対する応答などが詳細に規定されている。また、CISPR規格は無線通信の保護を目的としていることから、電磁妨害波に対する無線受信機の感受性と相関を持つ検波方式が採用されている。本講演ではこれらの妨害波測定用受信機の構成と特性について紹介する。
目次:1.妨害波用受信機に求められる機能と性能、基本構成
   2.準尖頭値(QP)測定用受信機
   3.尖頭値(peak)測定用受信機
   4.平均値(average)測定用受信機
   5.実効値-平均値(rms-average)測定用受信機
   6.振幅確率分布(APD)測定機能を持つ受信機
   7.妨害波測定用受信機の今後と動向
受講者レベル:電磁妨害波測定や電磁環境測定に従事されている方、関心のある方など
【第三講演】
自動車のEMC規格
塚原 仁 氏(一般財団法人 日本品質保証機構 [JQA])
概要:
目次:
受講者レベル:
【第四講演】
過渡現象のイミュニティ試験法とその目的
石田 武志 氏((株)ノイズ研究所)
概要:EMCの基本規格IEC 61000-4シリーズのなかで、静電気放電、バースト試験及びサージ試験に代表される過渡現象のイミュニティ試験について最新の規格の内容を概説するとともに、試験のポイントを確認する。また規格の成り立ち、試験目的をについても考え、これら試験ノイズが回路に与える影響を調査する。
目次:過渡現象のイミュニティ試験一覧と特徴
   試験規格の経緯と目的
   試験概要とポイント
   過渡試験と回路への影響
受講者レベル:過渡イミュニティ試験の基本を学びたい試験実施者、回路設計技術者、品質管理者の方へ

11月25日(木)

  • プログラムは変更になる場合があります。
  • 優待受講料は月刊EMC読者、講師のご紹介者及び前回フォーラムを受講された方が対象となります。
  • 参加ご希望セッションのチェックボックスにチェックを入れて「お申込みフォーム」ボタンを押してください。
第21回 熱設計技術フォーラム 技術セッション(定員30名)
場所:オンライン開催(リアルタイム)
開催日:2021年11月25日(木)
技術セッション21
時間:9:30~16:00 一般受講料:54,000円優待受講料:38,000円
お申込み
携帯端末向け最新技術動向
チェアパーソン:富山県立大学 石塚 勝 名誉教授
概要:携帯端末の放熱技術はカスタマーの多様なニーズに応えるべく急速に進化しており、今年から来年にかけては大きな変革期にあると感じている。
現在主流となりつつある放熱デバイスとその使い方、そして将来の技術トレンドについて解説する。
講演者:柴田 博一 氏((株)ザズーデザイン)
目次:1 携帯端末メーカーの最新商品分析
   2 携帯端末向け放熱技術動向
   3 各種放熱デバイスの携帯端末における使われ方
   3.1 グラファイトシート
   3.2 ヒートパイプ
   3.3 ベーパーチャンバー
   3.4 マイクロファン
   3.5 その他
   4 携帯端末向け放熱技術の今後の動向

11月26日(金)

  • プログラムは変更になる場合があります。
  • 優待受講料は月刊EMC読者、講師のご紹介者及び前回フォーラムを受講された方が対象となります。
  • 参加ご希望セッションのチェックボックスにチェックを入れて「お申込みフォーム」ボタンを押してください。
第27回 EMC環境フォーラム 技術セッション
場所:オンライン開催(リアルタイム)
開催日:2021年11月26日(金)
技術セッション3
時間:9:30~16:00 一般受講料:54,000円優待受講料:38,000円
お申込み
電波と生体安全性
―電波防護の基礎から最新状況・評価の実際まで―
チェアパーソン:大西 輝夫 氏((国研)情報通信研究機構 [NICT])
概要:本セッションでは、電波と生体安全性の基本的な考えから電波ばく露に関する評価方法の国際標準化の最新動向について、実際の評価例を踏まえて各分野の第一線で活躍する講師より概説する。最初に、無線通信などに利用される生活環境の電波について、生体へのばく露の安全性を実現するための基本的考え方から実際までを幅広く解説する。植込み型医療器の電磁干渉(EMI)問題についても解説する。次に、低周波・中間周波の電磁界ばく露評価について概説する。後半は、CASE時代のクルマの電磁界人体ばく露に関して電気自動車(EV)の評価法及び2020年にサービスを開始した第5世代移動通信(5G)の評価法に関する国際標準化動向に関して最新情報を踏まえてそれぞれ解説する。
【第一講演】
電波と生体安全性および植込み型医療器EMI評価の実際
日景 隆 氏(北海道大学 助教)
概要:無線通信などに利用される生活環境の電波について、生体へのばく露の安全性を実現するための基本的考え方から実際までを幅広く解説する。電波とX線は共に電磁波の性質を持つが、後者と違って電波に発がん性などの健康影響はないとされる。この根拠と電磁波の性質を分かり易く解説する。さらに、第5世代移動通信システム(5G)のサービス開始、IoTやワイヤレス充電(WPT)の普及などにより身の回りの電波環境が変化していることでますます重要な課題となっている植込み型医療器の電磁干渉(EMI)問題について、電磁干渉を受ける仕組み、誤動作とそれが人体に及ぼす影響、干渉評価の実例について最新の動向を解説する。
目次:1. ばく露の歴史
   2. 電波/電磁波の基本的性質
   3. 電波の生体作用と防護
   4. 植込み型医療器EMI評価
受講者レベル:
【第ニ講演】
低周波・中間周波電磁界の人体防護に関わる評価方法の国際標準化動向
山崎 健一 氏(一般財団法人 電力中央研究所)
概要:低周波・中間周波電磁界に関わる人体防護の基準として、2010年に改訂されたICNIRP(国際非電離放射線防護委員会)による低周波ガイドラインが広く参照され、また2019年にはIEEE(米国電気電子学会)による電磁界の安全基準が改訂された。これらの低周波・中間周波電磁界の人体防護ガイドラインへの適合性評価のための標準的な手法が、IEC(国際電機標準会議)を中心に整備されてきた。本講演では、低周波・中間周波電磁界における人体防護の考え方、電力設備の磁界規制、ならびに様々な電磁界発生源に対する人体ばく露評価手法とその適合性評価のための標準評価法について、最新の動向と適用時の実際について解説する。
目次:・はじめに
   ・低周波・中間周波電磁界における人体防護の考え方
   ・IECにおける人体ばく露に関連する低周波・中間周波電磁界の標準評価法の動向
   ・様々な電磁界発生源に対する人体ばく露評価手法
   ・職業者ばく露に関わる評価方法の標準化の動向
受講者レベル:人体防護に関わる低周波・中間周波電磁界の評価方法の標準化動向と今後の展望についてご紹介します。
【第三講演】
CASE時代のクルマの電磁界人体ばく露について
野島 昭彦 氏(トヨタ自動車(株))
概要:Connected(コネクティッド)、Autonomous/Automated(自動化)、Shared(シェアリング)、Electric(電動化)といった「CASE」と呼ばれる新しい領域で技術革新が進んでいます。電動化を想定した、自動車の低周波磁界ばく露に関する評価方法の国際標準化(IECやISO)及び各国のガイドライン、基準の最新動向について概説します。自動車OEMや電装部品メーカでは、各種の基準の適合のため、車両、部品両面での開発が進んでいます。今回、自動車部品の人体ばく露に関わる低周波磁界測定方法がJASOとして2021年に発行されました。本規格の詳細な内容とその運用事例の紹介を行います。
目次:・はじめに
   ・電動化にともなう低周波磁界の標準規格動向
   ・EV-WPTの低周波磁界評価の動向
   ・人体ばく露に関わる自動車部品の低周波磁界測定方法
   ・自動車メーカ、部品メーカの開発取り組みについて
受講者レベル:
【第四講演】
5G基地局及び端末の電波防護に関するIEC標準化動向とばく露評価の実践例
東山 潤司 氏((株)NTTドコモ)
概要:主に第5世代移動通信システム(5G)基地局及び端末の電波防護に関するIECの標準化動向とばく露評価の実践例について概説する。IECは、基地局電波のばく露量評価法であるIEC62232について、主に5G基地局への対応を目的とした改訂作業を進めており、改訂版であるEd.3の発行を2022年1月に予定している。また、端末電波の頭部及び身体への局所ばく露量評価法については、IEC/IEEE62209-1528が2020年に規格化されたところであるが、このAmendment及び高速SAR評価に関するIECとIEEEの合同規格に向けた検討が行われている。これらの標準化動向について概説するとともに、特に5G基地局について、ばく露評価の実践例とその留意点について概説する。
目次:・第5世代携帯電話システムの概要
   ・IECにおける標準化の最新動向(基地局、端末)
   ・5G基地局ばく露評価の実践例とその留意点
受講者レベル:5G基地局及び端末の電波ばく露量評価法に関する標準化動向に加え、ばく露評価実践に役立つ情報をご説明致します。
技術セッション4
時間:9:30~15:50 一般受講料:54,000円優待受講料:38,000円
お申込み
EMC設計とシミュレーション
チェアパーソン:澁谷 昇 氏(拓殖大学 名誉教授)
概要:近年、AI等を使った問題解決の手法が広まりつつある。 EMC設計やシミュレーションでも、上記手法を用いたノイズ予測・解決の可能性について 模索が始まっている。本セッションでは、上記手法と従来のシミュレーション手法、およびそれらの比較等について、以下の5名の講師の方々から、講演していただく。
【第一講演】
はじめに
「EMC設計の基礎」
高橋 丈博 氏(拓殖大学 教授)
概要:電子機器の設計や製造を行う際に、あらかじめEMCを考慮しておかないと、EMCに関する規制をクリアできず、機器のコストに大きな影響を及ぼします。また、機器の性能を十分に出すためには、EMCの考え方が必要です。本講演では、EMC設計の考え方と基礎について、その概要を説明します。
目次:はじめに
   EMC設計の考え方
   EMC設計の基礎
受講者レベル:電子機器の設計や製造等に関わっている方・関わろうとしている方で、EMCを考慮した設計について、基礎的な内容や技術を学びたいと思っている方
【第ニ講演】
電磁界シミュレーションの基礎 -Sonnetの使い方-
菊地 秀雄 氏(菊地技術開発研究所)
概要:電磁界シミュレータSonnetは、平面上に形成した印刷パターンの回路の動作を素早くシミュレーションできるシミュレータです。SonnetシミュレータはEMC設計に必要な、金属配線間の電磁相互作用をSパラメータで教えてくれます。Sonnetシミュレータは無料バージョンであっても強力な設計ツールとして利用できますので、使いこなせるようになるべく詳しく説明いたします。また、最後に、EMC技術の簡単に作れる実験セットとして、無線電力伝送の磁界から計測装置を磁気シールドする技術の実験セットも紹介したいと思います。(群馬大学とワイヤレス電力伝送の研究を進めています。)
目次:1. Sonnetの特徴
    ① Sonnetの無料バージョンで出来るシミュレーション
    ② Sonnetのシミュレーションモデルの基本構造とモデルの基本条件の設定
    ③ シミュレーション処理後にポートのインピーダンスを変えて評価する
   2. シミュレーション結果のSパラメータの周波数特性のグラフの意味
   3. シミュレーション結果の回路の入力インピーダンスの周波数特性のグラフの意味
   4. 無線電力伝送回路の例のシミュレーションモデルの作成とシミュレーション
受講者レベル:Sパラメータの基礎とその応用について理解を深めたい方向けです。
【第三講演】
AI(機械学習)を用いたEMCシミュレーション
中島 滉 氏(古河電工(株))
藤尾 昇平 氏(IBM(株))
概要:本稿では、近年注目されているAI(機械学習など)技術のEMI設計・解析への応用方法について解説します。はじめに電磁界シミュレーションや実測データへの機械学習の応用手法について触れ、後半では、AI・機械学習の概要や、Pythonを使った開発環境の構築について、初学者でも機械学習に挑戦できるように解説します。
目次:Part1. 概要編(藤尾:20分)
    1. これまでのEMI設計のための電磁界シミュレーション
    2. シミュレーション・実測データへのAI (機械学習) 技術応用手法
   Part2. 実践編(中島:60分)
    1. 機械学習の概要
    2. 機会学習開発環境の構築(Anaconda)
    3. 機械学習モデル作成の流れ
    4. 機械学習を使った応用例
受講者レベル:これからAIや機械学習を始めようと考えられている方
【第四講演】
配線の平衡度差に起因する不要電磁放射シミュレーション
豊田 啓孝 氏(岡山大学 教授)
概要:シミュレーションによる不要電磁放射予測はEMC設計における肝である。可視化技術により現象の再現は可能となったが、不要電磁放射と設計要素の因果関係を明確にするには条件を変えた繰返し計算が避けられない。本講演では、プリント配線板とケーブルの配線の平衡度の違いに着目し、平衡度差でモード変換が生じるというコモンモード発生モデルに注目する。このモデルを用いた不要電磁放射シミュレーションから、構造体からの不要電磁放射の主要因がコモンモード放射であることなど、実例を交えつつ不要電磁放射と設計要素、モード変換の間の関 係について解説する。
目次:1. EMC設計とシミュレーション
   2. 平衡度差に伴うノイズ(モード変換)発生のモデル
   3. モデルを用いた計算例
受講者レベル:本講演では、配線の平衡度差に起因するモード変換が不要電磁放射に寄与することについて解説します。難易度は高いと思いますが、EMC設計においてエンジニアが知っておくと役立つ知識と考えています。積極的な受講をお待ちしています。

11月29日(月)

  • プログラムは変更になる場合があります。
  • 優待受講料は月刊EMC読者、講師のご紹介者及び前回フォーラムを受講された方が対象となります。
  • 参加ご希望セッションのチェックボックスにチェックを入れて「お申込みフォーム」ボタンを押してください。
第27回 EMC環境フォーラム 技術セッション
場所:オンライン開催(リアルタイム)
開催日:2021年11月29日(月)
技術セッション5
時間:9:30~16:20 一般受講料:54,000円優待受講料:38,000円
お申込み
ESD最前線 静電気現象の基礎から保護デバイス評価・計測・基板設計及び規格改正動向まで
チェアパーソン:石田 武志 氏((株)ノイズ研究所)
概要:電子機器に対する静電気放電(ESD)試験は、帯電人体のESD現象を模擬した国際規格IEC61000-4-2を適用している。ESD現象は、高速かつばらつきが大きい現象であり、イミュニティ試験のなかでも対策が一番難しいとされている。本セッションでは、ESD試験規格の意図と目的を明確にし、正しいESD試験を実施することと、高速のESD現象を捉える測定方法、またESDの保護デバイス、半導体のESD耐性の評価法、更にシミュレーションを用いたESDに対する基板評価と対策事例など解説する。さらに、現在審議している次期改正規格の動向を紹介する。
【第一講演】
ESD試験規格の正しい理解と今後の規格改正動向
石田 武志 氏((株)ノイズ研究所)
概要:日常にあふれる静電気帯電が静電気放電(ESD)を引き起こし電子機器の誤作動が発生し、人体では感じない小さな静電気であっても強い高周波ノイズを発生して大きな影響を与える。ESDの現象を正しく理解し、ESD試験規格の正しい試験を行うためのノウハウを紹介するとともに、第3版の規格改正の動向についても触れる。
目次:1) ESD試験の目的
   2) ESD試験規格の目的と意図
   3) ESD現象の特性と理論
   4) 改正規格動向
受講者レベル:ESD試験を実施している技術者、ESD対策に苦慮されている設計技術者
【第ニ講演】
ESD保護対策部品の評価試験であるTLP試験の紹介
澤田 真典 氏(阪和電子工業(株))
概要:TLP試験は、半導体のESD保護回路の特性評価装置として主に用いられてきた。近年、半導体の微細化に伴いESD耐性が年々低下してきており、半導体内部のESD保護回路だけでなく、外部素子を用いてESDから保護することが主となってきた。そのため、ESD保護対策部品などの外部素子の動作特性をTLP試験にて測定し、それらの特性と半導体とセットでのESD保護を行っている。そのTLP試験における基礎・測定事例・応用について、紹介する。
目次:(1)TLP試験の基礎
   ・半導体におけるESD
    半導体のESDについての紹介と、セット機器でのESDの違い
   ・TLP試験装置の原理・構成
    TLP試験装置の基礎的な原理について

   (2)TLP試験による測定事例
   ・ESD保護回路・ESD保護素子の動作特性
    ESD保護設計の基本と、実際の素子のTLP測定事例

   (3)TLP試験の応用
   ・TLP技術の応用試験装置例
    VF-TLP・CC-TLP・誤動作試験など、TLP技術による応用試験方法について
受講者レベル:ESD評価・設計にまつわる技術者全般
【第三講演】
光変調器を使用したESD波形計測用電位差プローブの開発
大沢 隆二 氏((株)精工技研)
概要:ESDを印加した際のハーネス及び回路へのノイズ計測は、誤作動/誤作動についての原因追及および対策の為に必要であるが、ESDガンからの放射電磁界を遮断しつつ、プロービングにより負荷効果などの回路定数の変化による電圧波形の変動が起こらないことを確保することは、これまで非常に困難であった。この性能(非侵襲性)を併せ持つ光変調器を使用した電位差プローブについてその性能および簡易実験の結果を紹介する。
目次:1.イミュニティ試験中のノイズ計測の問題点
   2.光変調器の原理・構成
   3.非侵襲性の評価
   4.プロービングによる負荷効果
   5.製品仕様と測定対象
   6.簡易実験の結果紹介
受講者レベル:EMC対策、回路設計、製品開発に関わる技術者および研究者
【第四講演】
実践的ESD対策のポイントと実例紹介
~ESD対策と放射EMIの因果関係も考慮~
高梨 哲行 氏(北川工業(株)/サンリツオートメーション(株))
概要:医用電気機器の電磁妨害規格IEC60601-1-2 Ed.4.1が、2020年9月に発行された。ESDが厳しくなっており、多くのエンジニアがESDの対応に苦しんでいる状況である。今回、低ノイズ研究会の有識者で、DEMITASNXを改良したDEMITASNXαを開発した。このDEMITASNXαは、ESD対策部品の可視化やグラウンド強化の最適化だけでなく、ESD的に最適化した基板のグラウンドによる放射EMIの変化などを紹介する。
目次:1.会社紹介
   2.IEC60601-1-2の第4版の特徴とEd.4.1の動向
   3.試験内容説明
   4.ESDの対策技術/解析技術/シミュレーションの紹介
    (ESDを考慮したVG間の共振解析と遠方界のEMIとの関係調査)
   5.放射EMIでの効率的な対策手法の紹介
    (ノイズ研の可視化システムを改良して効率化を検討!)
受講者レベル:ツールを活用して効率的にESDやEMI対策をしたいEMC設計・評価技術者
【第五講演】
ESD対策部品のコンビネーション活用法とESD対策事例
簗田 壮司 氏(TDK(株))
共同研究者:菊池 美喜雄 氏(NECプラットフォームズ(株))
概要:電子機器を構成する機能部品を安定して動作させるためには、ESDのトラブルから守るためのESD対策が必須となる。本講座は、電子機器をESDから守るための、MLCCやチップバリスタなどのESD対策部品の効果的な活用方法を解説する。また、実際の回路では、ESD以外のイミュニティ対策や信号品質を安定させるため、さまざまな機能部品が同一回路上に配置されている。これらの部品を組み合わせて使用した場合でのESDの振舞いについてご紹介するとともに、基板のGNDパターン設計の違いによるESD挙動についての最新の情報を紹介する。
目次:1) ESD保護部品の種類
   2) ESD保護部品のコンビネーション回路の特長
   3) ESD可視化によるコンビネーション回路でのESDの振舞い
   4) ESD対策事例
    4-1) 電源-GND間のESD対策
    4-2) LED基板のESD対策
受講者レベル:機器のESD対策やESD対策部品の選定、基板設計等を行う、幅広い方々へ
技術セッション6
時間:9:30~15:00 一般受講料:54,000円優待受講料:38,000円
お申込み
EMC/EMI設計とAI技術の活用
チェアパーソン:浅井 秀樹 氏(静岡大学 教授)
概要:近年、顧客からのEMCに対する要望は、基板単体の問題から筐体など基板外のメカ要素を含めた内容が増えてきています。
EMC設計の過去から現在に至る変遷と近年注目されているAI技術の応用等、メカを含めたEMC検証での課題と、三次元空間でのEMC設計を支援するEDA技術について解説します。
【第一講演】
SI /PI /EMI三次元シミュレーションとAI技術の活用
浅井 秀樹 氏(静岡大学 教授)
概要:本講演では、高速信号の伝送設計におけるSI/PI/EMIに関する課題を整理し、CAE技術について紹介する。また、それに伴うAI技術や1Dモデル化などを含めた車載用設計と今後の展望について言及する。
目次:1.はじめに
    ○パワー/シグナル・インテグリティ,EMI設計
   2.従来のSI/PI/EMIシミュレーション(CAE)技術
    ○SPICE or FDTD法
   3.先端的シミュレーション技術
    ○新しいアルゴリズム/並列分散処理
    ○数値例
   4.今後の展開と展望
    ○車載機器設計最適化への適用, 1D+AI技術の活用
受講者レベル:基本的な大学の数学が判る程度
【第ニ講演】
三次元空間でのEMC設計を支援するEDA技術
野村 政司 氏((株)図研)
概要:近年、顧客からのEMCに対する要望は、基板単体の問題から筐体など基板外のメカ要素を含めた内容が増えてきています。メカを含めたEMC検証での課題と、三次元空間でのEMC設計を支援するEDA技術について解説します。
目次:1.EDA(CAD/CAE)について
   2.EMC対策を効率化するEMC設計
   3.ノウハウ活用とノイズの見える化
   4.三次元空間におけるEDA技術
   5.EMC設計とCAD/CAEツール連携
受講者レベル:
【第三講演】
シミュレーションよるEMC対策とは?
柳 明男 氏(サイバネットシステム(株))
概要:シミュレーションにより電磁界の特性を可視化し活用することはEMC対策コストの低減に有効な方法です。本セミナーではシミュレータを活用するための考え方について事例を含めご紹介いたします。
目次:1,高速伝送信号向けインターコネクト設計の課題
    ―ミアンダ配線
    ―差動ビア
    ―配線プレーンまたぎ
   2,配線シールド
   3,筐体を含むEMI
   4,EMI解析事例のご紹介
受講者レベル:EMC対策でシミュレーションの活用を検討されている方
【第四講演】
EDA領域におけるAI技術適用の現状と今後の進展
松澤 浩彦 氏((株)図研)
概要:AIについて、ようやく地に足のついた話ができるようになりました。半導体からプリント基板までの設計領域(EDA)におけるAI技術適用の現状と、今後の進展について紹介します。
目次:1.EAI技術の得手不得手
   2.半導体設計領域におけるAI技術適用
   3.プリント基板設計領域におけるAI技術適用
   4.今後の進展
受講者レベル:
第11回 モータ設計技術フォーラム 技術セッション(定員30名)
場所:オンライン開催(リアルタイム)
開催日:2021年11月29日(月)
技術セッション31
時間:10:00~15:00 一般受講料:54,000円優待受講料:38,000円
お申込み
インバータとモータの電磁ノイズ
チェアパーソン:石橋 文徳 氏(元芝浦工業大学 名誉教授)
【第一講演】
ソーラインバータとノイズ
森島 洋一 氏(東芝インフラシステムズ(株))
概要:ソーラインバータは再生可能なエネルギーであるため、産業用や家庭用として世界各国で拡大している。インバータの基礎的技術やインバータ駆動時のサージやノイズについて分かりやすく解説する。
【第ニ講演】
インバータ・モータの低周波ノイズ対策
石川 赴夫 氏(群馬大学 名誉教授/太田医療技術専門学校)
概要:インバータ・モータで発生する低周波のノイズに関して,前半ではノイズの発生メカニズムやその影響について述べます。後半ではノイズ対策例について述べます。

11月30日(火)

  • プログラムは変更になる場合があります。
  • 優待受講料は月刊EMC読者、講師のご紹介者及び前回フォーラムを受講された方が対象となります。
  • 参加ご希望セッションのチェックボックスにチェックを入れて「お申込みフォーム」ボタンを押してください。
第27回 EMC環境フォーラム 技術セッション
場所:オンライン開催(リアルタイム)
開催日:2021年11月30日(火)
技術セッション7
時間:9:35~15:40 一般受講料:54,000円優待受講料:38,000円
お申込み
自立走行システムに潜む電磁妨害リスクとその対策
チェアパーソン:関口 秀紀 氏((国研)海上・港湾・航空技術研究所)
概要:安心・安全な社会活動を担う交通運輸車両や交通輸送機の自律走行システムを構築するためには、自己および周囲の環境を認識する各種センサが重要な役割を果たしています。一方、これらの各種センサへの意図的電磁妨害およびシステムにおける対処は、自律走行システムの実現に向けた安全性担保に不可欠であり、かつ喫緊の課題となっています。本セッションでは、電気学会「自律走行システムにおける電磁的セキュリティ特別調査専門委員会」でご活躍されている国内有数の専門家を講師として、安心・安全な自律走行システムの構築に向けた講演をして頂きます。
【第一講演】
自律走行システムを構成する各種センサへの電磁妨害脅威
関口 秀紀 氏((国研)海上・港湾・航空技術研究所)
概要:電気学会 電気システムセキュリティ特別調査専門委員会の下部組織として、2018年(平成30年)12月に「自律走行システムにおける電磁的セキュリティ特別調査専門委員会(委員長:瀬戸信二)」が設置されている。本講演では、当委員会において収集した資料の一部として、自律走行システムを構成する各種センサへの電磁妨害脅威について紹介する。
目次:(1)「自律走行システムにおける電磁的セキュリティ特別調査専門委員会」の紹介
   (2)自律走行システムを構成する各種センサへの電磁妨害研究例の紹介
受講者レベル:EMC技術者として、初心者であるか、高度の経験者であるかは問いません。自律走行システムに携わる技術者の方。
【第ニ講演】
自立飛行UAVの電磁波セキュリティ
富永 哲欣 氏(NTTアドバンステクノロジ(株))
概要:産業用UAVの最新のEMC研究動向などを紹介するとともに、直撃雷に耐えるUAV開発を題材として、電磁波に対する耐力の実例を示し、誤動作や停止のメカニズムと、その対策方法について概説する。また、これらの耐力値と、電磁波セキュリティのHEMP・HPEMの強度値との比較を行うことで、電磁波セキュリティの脅威の程度や、対策方法について、概説する。
目次:
受講者レベル:
【第三講演】
自律走行・航行システムに対する意図的電磁妨害脅威とその防御対策
小林 正明 氏(AOC日本支部EW研究会委員長(元 三菱電機(株)))
概要:自律走行・航行システムに対する意図的電磁妨害は、軍事分野で電子戦、航法戦と呼ばれる電子的戦闘行動に相当する。この行動は電磁両立性の概念とは対極にあり、この妨害を受けた自律システムは、正常で安全な走行・航行が不能となったり著しく脅かされたりする。この講演ではその脅威と防御対策について概説する。
目次:(1)意図的電磁妨害と電子戦・航法戦
   (2)意図的電磁妨害脅威とその防御対策
受講者レベル:電子機器設計技術者、およびEMC技術者全般。初心者であるか、高度の経験者であるかは問いません。
【第四講演】
自動車の電磁的セキュリティ脅威と車載半導体デバイスのEMC規格
五百旗頭 健吾 氏(岡山大学 助教)
概要:自動車に対するセキュリティ脅威事例として、代表的な市販車両へのサイバー攻撃事例、各種車載センサの妨害事例、および車載ネットワークへの電磁的妨害の可能性について紹介する。合わせて、車載半導体デバイスの電磁妨害波に対するイミュニティ試験について規定されているEMC規格を紹介する。
目次:(1)市販車両へのサイバー攻撃事例
   (2)車載ネットワークへの電磁的妨害の可能性
   (3)車載半導体デバイスの電磁妨害波に対するイミュニティ試験
受講者レベル:EMC技術者を想定しています。経験レベルは問いません。
技術セッション8
時間:9:30~16:00 一般受講料:54,000円優待受講料:38,000円
お申込み
EMC設計・対策におけるシミュレーション、AI技術の活用
チェアパーソン:櫻井 秋久 氏((株)システムデザイン研究所)
        越地 耕二 氏(東京理科大学 名誉教授)
概要:EMC設計・対策にどのようにAI技術応用していくのかを事例を交えて解説します。これまでのEMC設計・対策、電磁界シミュレーション応用技術について総括し、AI技術応用との関連を明らかにし、また応用技術の進化の中でEMC設計・対策に必要とされる電磁気学の基本を分かりやすく解説します。
【第一講演】
EMC設計技術の進化とAI
櫻井 秋久 氏((株)システムデザイン研究所)
概要:電磁界シミュレーション応用を含むこれまでのEMC設計・対策技術を振り返り、その課題を整理し,これからEMC設計・対策にその活用が望まれる「AI」技術について解説する。
目次:(1)代表的なEMC設計・対策技術
   (2)電磁界シミュレーション応用とその課題
   (3)「AI」技術活用への期待
受講者レベル:
【第ニ講演】
EMC設計・対策における電磁気学の基本
越地 耕二 氏(東京理科大学 名誉教授)
概要:EMC設計・対策において有用な電磁界シミュレータやAIなどの応用進化技術によって得られた結果を正しく解釈・考察し有効活用するには、それらを電磁気学の視点からとらえることが必要です。ここでは、Ampereの法則やFaradayの法則などを回転や発散を用いて連立方程式として表現したMaxwellの方程式についてやさしく説明し、電磁波放射をはじめ、EMCにつながる電磁気学の基本をわかりやすく解説します。
目次:(1)Ampereの法則、Faradayの法則からMaxwellの方程式へ
   (2)微小波源からの電磁波放射
   (3)近傍界・遠方界での電磁波の振る舞い
   (4)電磁波の放射と結合など
受講者レベル:EMC設計・対策における電磁気学の基本をわかりやすく理解したい方
【第三講演】
AIを用いた遠方放射電界の予測
池田 浩昭 氏(日本航空電子工業(株))
概要:AIを使いプリント基板から放射される電磁界を予測しました。その予測方法や予測精度の検証結果を詳しく解説します。また、AIの概要や具体例、プログラミング方法についても説明します。
目次:①AIの基礎
   ②AIを実行するための環境構築
   ③AIの具体例
   ④AIを使った放射電界の予測
受講者レベル:
【第四講演】
AIを用いたEMI対策アシストソフトウェア「EMINT」ご紹介
東 直樹 氏、中村 哲也 氏((株)東陽テクニカ)
概要: 測定データを切り口に、AIを用いてEMI対策をアシストしようというコンセプトで作られたEMINTについて、ソフトウェアの概要や思想、ユースケースについて解説する。
目次:(1)ソフトウェア概要
   (2)ソフトウェアデモ
   (3)ユースケース紹介
受講者レベル:
【第五講演】
パネルディスカッション(EMC設計技術の進化とAI)
田邉 信二 氏(大阪工業大学 非常勤講師/元 三菱電機(株))
概要:EMCにおける設計・解析技術は、電磁気学・回路理論をベースに様々な測定・観測技法、電磁場・回路の数値解析手法を発展させてきた。それらは、ノイズなどの「原因」から「結果」を導く「因果律」に沿ったものである。ただ、現在のコンピュータ、測定器の進歩をもってしても、大規模な装置、システムのEMC設計・解析には限界も見えている。本パネルディスカッションではEMC分野へのAI技術の適用を中心に、従来技術の「限界」を超えるための理論、手法、従来の優れたEMC技術者の「直観」の世界の数値化、体系化について議論する
目次:(1)従来のシミュレ―ションの限界
   (2)EMC技術者の「直観」とAI
   (3)AIのEMC技術への活用の展望
受講者レベル:EMC設計・解析にある程度の経験と知識を持ち、現状の悩みを解決したい人
第11回 モータ設計技術フォーラム 技術セッション(定員30名)
場所:オンライン開催(リアルタイム)
開催日:2021年11月30日(火)
技術セッション32
時間:9:30~16:30 一般受講料:54,000円優待受講料:38,000円
お申込み
モータ信号ノイズとモータ入門
チェアパーソン:石橋 文徳 氏(元芝浦工業大学 名誉教授)
【第一講演】
IoTを応用したモータの振動・騒音計測技術とFEM解析技術の活用について
平手 利昌 氏(東芝産業機器システム(株))
概要:IoTを活用したモータの振動・騒音計測技術、特に振動センサ、変位センサ、電流電圧センサなどの選定、取り付け方法・信号処理方法を解説する。
さらに、測定結果をFEM解析へ展開する方法について解説する。
【第ニ講演】
モータの基礎
石橋 文徳 氏(元芝浦工業大学 名誉教授)
概要:モータの基礎技術と各種モータの特性を分かりやすく解説する。
モータを使用する場合の電気的、機械的技術や各種モータの特徴や特性などを詳しく説明する。

受講料・お申込み方法について

◎ 受講料 詳細(税別)

  • 総合セッションは、本フォーラムの技術セッション受講者及び招待者、月刊EMC購読者の方は無料となります。
  • 技術セッションの優待受講料は、2021年10月末までにお申し込みの方、講師のご紹介者、月刊EMC読者、前回フォーラムを受講された方が対象となります。
  • 一般受講料は優待受講料対象者以外の方及び2021年11月1日以降にお申し込みの方が対象となります。
  • 全て税抜き表示です。

◎ お申込・受講の流れ

  1. フォーラム一覧より、参加ご希望セッションの「お申込みチェックボックス」をチェックして下さい。
  2. 「お申込みフォーム」ボタンを押し、お申込みを行ってください。
  3. 弊社よりお申込み完了メールがお手元に届きます。
    振込先情報が記載されておりますのでお振込みをお願いいたします(請求書払い/クレジット決済を除く)。
    請求書払いの方へは当社より請求書をお送り致します。
  4. お振込み確認後「受講票」をお送り致します。
  5. 開催2日前までに受講URLをお送りさせて頂きます。

本年はweb開催につき、技術セッションでは『Microsoft Teams』を使用致します。
アプリのインストール等、事前のご準備をお願い致します。
尚、事務局にてインストール方法、操作方法などのご説明等の対応は致しかねます。

Microsoft Teamsの操作方法に関しましては、下記のMicrosoft Teams公式HPをご覧下さい。
https://blogs.windows.com/japan/2020/03/09/teamsguide/

受講に際する注意事項(必ずお読みください)

【配信ソフト】

技術セッション:Microsoft Teams
総合セッション:Microsoft Teams

【注意事項】

① 当日

  • 開始20分前からのご入場をお願い致します。それより前にご入場された場合、一度強制退出させて頂く可能性がございます。

② 受講中の音声・映像

  • 講演中はご自身の映像、音声はオフにして下さい。

③ 本人確認

  • 受講時は本人確認の為、本名(名字のみでも可)にて入場下さい。本人確認できない場合、強制退場となる可能性がございます。但し、事前に事務局へハンドルネーム等を連絡されている場合はこの限りではありません。

④ 配信

  • 配信は指定時間内のみとなりますので、途中で入場された場合、それでまの部分は受講頂けません。

⑤ テキスト

  • テキストデータにてお渡しさせて頂きます。

⑥ 質疑応答

  • 質疑応答時間以外でのご発言はお控え下さい。
    ※総合セッションは2問/人を閉会2日後まで事務局にて受け付けます。

⑦ 音声にエコーがかかる、ハウリングする場合

  • 複数の方と同室内で受講すると発生する場合がありますのでお控え下さい。
  • 今一度アプリの音声出力がオフになっていることをご確認下さい。

⑧ 画面が表示されない、動画が再生できない場合

  • PCやスマートフォンの音量をご確認下さい。
  • ヘッドセットご利用の場合は、ヘッドセットの電源やケーブル接続をご確認下さい。
  • 他の動画・音楽再生ソフトが起動している場合は、オフにして下さい。
  • PC、スマートフォンの再起動をお試し下さい。

⑨ 通信回線の混雑・異常

  • 通信回線の混雑や異常により受講ができなくなった場合は、電話回線に切り替えて受講が可能です。この場合に受講料のご返金は致しかねます。

⑩ 通信料

  • 通信料定額サービスなどをご契約頂いていない場合、高額な通信料金の請求や通信制限がかかる場合がありますのでご注意下さい。

【禁止事項】

① 録画、録音は一切禁止です。発覚した場合は即時ご退場頂き、ご返金は致しません。

② 申込みのない方と映像、音声を共有することは一切禁止です。発覚した場合は即時ご退場頂き、ご返金は致しません。

③ 受講テキストの無断コピーや配布は一切禁止です。

④ この他、事務局が不適切と判断させて頂いた場合、警告の上強制退場させて頂く可能性がございます。

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